イベントやキャンペーンで「すぐにオリジナルのペットボトル水を用意したい」とき、短納期に強いサービスを選べるかどうかが重要です。しかし、いざ準備を始めると次のような悩みが出てきます。
- 来週のイベントに間に合わせたいが、ロゴの入れ方やデータの送り方が不安
- 価格と納期、ラベルによる仕上がりの違いがわからない
- 少ない数での注文で、失敗したくない
この記事では、現実的な最短納期の目安、注文から届くまでの段取り、注意点と解決策を整理しました。ラベルの選び方ひとつで納期は大きく変わります。読み終わるころには、無理のないスケジュールで自信を持って発注できるようになります。
オリジナルボトル水の「短納期」とはどれくらい?時間がかかる理由

オリジナル水ボトルの制作において「短納期」とは、すでにある在庫ボトルに自社専用のラベルを貼り付けて出荷するまでのスピードが短いことをいいます。
ボトルの形状そのものをゼロから作る場合は数ヶ月を要するため、販促やノベルティ用途では既存のボトルを活用するのが一般的です。
まずは、なぜ「明日欲しい」といった即日対応が難しいのか、そして現実的にどれくらいの日数が必要なのかを詳しく見ていきましょう。
即日〜3日での対応が難しい理由
オリジナルボトルは、単に「既製品にシールを貼る」だけの単純な作業ではありません。飲料という口に入るものを扱う以上、以下のような厳格なステップが存在します。
- 在庫と製造ラインの確保:注文を受けた瞬間に製造ラインが空いているとは限りません。特にイベントシーズンの繁忙期はラインの確保が重要になります。
- デザインデータの調整と確認:印刷に適したデータ形式(AI形式など)に整え、お客様と仕上がりイメージの最終確認(校了)を行う必要があります。この「校了」が遅れると、その分納期も後ろに伸びます。
- 印刷と乾燥工程:ラベルの印刷後、インクを定着・乾燥させる時間が必要です。
- 検品と衛生管理:異物の混入がないか、ラベルに気泡やズレがないかなど、食品としての品質を守るためのチェック工程は削ることができません。
- 物流リードタイム:工場からイベント会場やオフィスへ届くまでに、配送日数として最短でも1〜2日は必要です。
ラベルの種類で決まる!一般的なスケジュールの目安
納期を左右する最大の要因は「ラベルの種類」です。ご自身のスケジュールに合わせて、以下の2種類から選ぶのが基本となります。
| ラベルの種類 | 特徴・メリット | 最短納期(校了後) | 最小ロット |
|---|---|---|---|
| シールラベル | 短納期・小ロットに強い。ゴミ出しが楽。 | 最短3週間〜 | 90本〜 |
| シュリンクラベル | 全面デザインが可能。本格的な仕上がり。 | 最短5〜6週間〜 | 90本〜 |
「とにかく急いでいる」「小規模なイベントで使いたい」ならシールラベル、「ブランドイメージを重視して本格的なボトルを作りたい」ならシュリンクラベル、という使い分けが成功の鍵です。
短納期を実現するオリジナルボトルのラベルの選び方と特徴
短納期で仕上げるための最大のコツは、工期が短い「シールラベル」を選択することです。それぞれのラベルの特性を深く理解し、状況に合わせた判断を行いましょう。
シールラベル(最短3週間〜)
裏面剥離タイプの特殊なラベルに、高精細なデジタル印刷を施します。
- 短納期対応:シュリンクラベルに比べて工程がシンプルなため、データ確定から最短3週間というスピード納品が可能です。
- 環境への配慮:飲み終わった後、ラベルの剥がし跡が残らずに綺麗に剥がせるため、分別の手間がかかりません。
- 仕上がりの高級感:フルカラー印刷に加え、表面にラミネート加工を施すことで、光沢のある美しい質感を演出できます。
シュリンクラベル(最短5・6週間〜)
熱を加えると収縮するフィルムをボトル全体に被せ、熱をかけて密着させる方法です。
- デザインの自由度:ボトルの肩口から下まで広い範囲を覆うことができるため、情報量が多い場合や、キャラクターなどを大きく見せたい場合に適しています。
- 透過デザイン:フィルムの透明度を活かしたデザインが可能です。ロゴ以外を透明にして水そのものの透明感を強調するなど、クリエイティブな表現が可能です。
- 注意点:製造ラインでの熱処理工程が必要なため、シールラベルよりも2〜3週間ほど長く納期がかかります。
オリジナルボトルのサイズと素材の選び方|在庫状況が納期を左右する
納期を短縮するためには、メーカーが常に在庫を持っている「定番ボトル」を選ぶことも重要です。
- 300ml丸ボトル(1番人気)
来客用からイベント配布まで幅広く使われる万能サイズです。カバンに入れやすいスリムな形状で、持ち帰りやすいためノベルティに最適です。 - 330ml球体ボトル
「可愛い」「インパクトがある」と話題になりやすい形状です。キャラクターグッズや、球技のボールに見立てたデザインにぴったりで、展示会での注目度も抜群です。 - 300mlスリムボトル
スタイリッシュで手に収まりやすい形です。シュリンクラベルを全面に貼ることで、非常に高いブランディング効果を発揮します。 - 500ml角ボトル
屋外イベントやスポーツ、長時間の会議など、たっぷり水分補給をしてほしい場面で活躍します。
オリジナルボトル注文から納品までの流れ|スピードアップの秘訣
短納期で進めるためには、お客様側の「レスポンスの速さ」が不可欠です。
「イベント日が決まっている」場合は、最初にお伝えください。「シールラベルで最短納期の見積もりを」と依頼することで、スムーズに進行します。
Adobe Illustrator(AI形式)のデータが必要です。文字の「アウトライン化」や「画像の埋め込み」が完了しているデータを用意しましょう。不備があると、再入稿のやり取りで納期が数日遅れてしまいます。
メーカーから届く「仕上がりイメージ図」をチェックします。この確認作業を即日行うことで、1日でも早く製造ラインを予約することができます。
自社工場でボトリングされ、鮮度の高いお水が指定場所に配送されます。

短納期でのオリジナルボトル制作の注意点と失敗を防ぐコツ
急ぎの制作にはリスクも伴います。以下のポイントを事前に押さえておきましょう。
在庫欠品のリスク
特定のボトル(球体ボトルなど)や、キャップの色(黒など)は人気が集中し、一時的に欠品することがあります。第1希望がダメだった場合に備え、「300mlの丸ボトルなら代替可能」といった第2希望まで考えておくと、判断が遅れずに済みます。
デザインをシンプルに保つ
短納期、特にデジタル印刷のシールラベルの場合、複雑すぎるグラデーションや極細の文字は、印刷時に潰れてしまう可能性があります。視認性を重視し、ロゴとメッセージをはっきりさせたデザインに整える方が、失敗のリスクを減らせます。
配送トラブルを見越した余裕
「イベント当日の朝」に会場へ届く設定は、非常にリスクが高いです。交通渋滞や天候不良で1日遅れる可能性は常にあります。必ず「イベントの2〜3日前」には現地、または手元に届くようにスケジュールを組みましょう。
オリジナルボトル制作サービスを比較するときのチェックリスト
どの制作会社に頼むか迷ったときは、以下の4点を比較してみてください。
- ラベルごとの納期が明記されているか
「シールラベル:3週間」「シュリンクラベル:5週間」と明確に分けて記載されている会社は、工程管理がしっかりしており信頼できます。 - 小ロット(90本〜)に対応しているか
大ロット専用の会社では小回りがききません。90本や120本といった単位で柔軟に受けてくれるかを確認しましょう。 - 工場の品質管理体制
自社工場で毎日水質検査を行っているか、非加熱処理で天然水本来の美味しさを守っているかなど、飲料としての安全性も比較の重要項目です。 - 保管や分納の相談ができるか
一度に大量に届くと置き場所に困ることもあります。「今月は3ケース、来月は5ケース」のように分けて届けてくれるサービス(分納)があるかどうかもチェックしましょう。
オリジナルボトル水についてのよくある質問(FAQ)

Q.最短で何日あれば作れますか?
A.シールラベルであれば、デザイン確定(校了)から最短3週間でお届け可能です。シュリンクラベルの場合は、最短5〜6週間必要です。
Q.データの作り方がわかりません。サポートしてもらえますか?
A.ロゴデータがあれば、ラベルのテンプレートに配置してくれる無料サポートを行っている会社もあります。まずは相談してみるのが一番の近道です。
Q.熊本の天然水などは選べますか?
A.サービスによりますが、阿蘇や白川水源といった名水百選に選ばれるような天然水を使用しているサービスは、ノベルティとしての価値も高まるため非常に人気です。
まとめ
短納期でオリジナルの水ボトルを作る際に気をつけるポイントは以下の通りです。
- スケジュールを確認する
- 3週間あるなら:シールラベル
- 5週間以上あるなら:シュリンクラベル
- ボトルを選ぶ
- 迷ったら1番人気の300ml丸ボトルや、集客力のある球体ボトルを選ぶ。
- デザインと校了を急ぐ
- 不備のないデータを送り、修正を最小限にして「校了」を即決する。
即日が難しいのは、食品としての安全を守り、綺麗な印刷を仕上げるための「削れない時間」があるからです。しかし、シールラベルという選択肢を選べば、3週間という短い期間でも高品質なオリジナルボトルを用意することは十分に可能です。
まずは、イベントの日程から逆算して、どちらのラベルが間に合うのかをメーカーに確認することから始めてみましょう。

