大量注文も安心！オリジナルボトルの大ロット製作で失敗しないチェックポイント

オリジナルボトルを大ロットで発注すればコストを抑えられる一方で、次のような不安を感じる方も少なくありません。

大ロット発注にはコストメリットがある反面、失敗しやすい落とし穴も存在します。本記事ではそのリスクを整理し、分納（分割納品）を活用して安心して発注するためのポイントを解説します。さらに実際の事例やチェックリストを紹介し、数量・納期・分納条件を明確にしてスムーズに大ロット製作へ進めるヒントをお届けします。

大ロットでオリジナルボトルを作るメリット

単価削減でコストを抑えられる

大ロット発注の大きな魅力は、1本あたりの単価を大幅に下げられる点です。通常、小ロットでは印刷や製造の初期費用が割高になりますが、大量注文であればその固定費が分散され、1本あたりのコストが下がります。

ブランド統一効果で企業イメージを強化

展示会や店舗での来客対応など、多くのシーンで同じデザインのボトルを配布することにより、企業のブランドイメージを一貫して伝えることができます。統一感のあるオリジナルボトルは、顧客に「信頼できる企業」という印象を与える効果が期待できます。

イベントや周年記念など多用途で長期活用できる

大ロットで製作したオリジナルボトルは、周年記念や展示会、採用説明会など、多様なシーンで長期的に活用できます。一度の発注で複数の用途に対応できるため、社内外イベントが多い企業には特におすすめです。

安定供給による安心感

あらかじめ大ロットで発注しておけば、急なイベント追加や顧客数の増加にも余裕をもって対応できます。在庫が十分にあることで「在庫切れによる機会損失」を防げる点もメリットです。

こうしたメリットがある一方で、大ロット発注には注意すべき課題も存在します。次に、起こりやすいリスクについて整理します。

オリジナルボトルの大ロット製作で起こりやすい失敗・リスク

納期遅延のリスク

大ロット発注は製造工程に時間がかかるため、納期が遅れるリスクがあります。特に繁忙期の場合、通常より納期が長くなるケースもあります。納品日がずれるとイベント当日の準備に支障が出る可能性があります。

保管スペース不足による管理負担

大量のオリジナルボトルを一度に納品すると、保管スペースを確保するのが難しくなる企業も少なくありません。特に都市部のオフィスや店舗では、在庫を置く場所がないため、倉庫を別途契約するなど余分なコストが発生することもあります。

デザイン校正ミスによる大量不良

大ロット製作で最も避けたいのが、デザインデータのミスです。誤字や色味の違いなどが大量のボトルに反映されてしまうと修正が不可能で、大きな損失につながります。必ず複数人で確認する仕組みを整えることが重要です。

コストや請求条件の見落とし

大量注文では単価が下がる一方で、配送費用や請求条件によっては予想外のコストが発生することがあります。分割請求に対応していない場合、一度に大きな出費となり資金繰りを圧迫するケースもあるため注意が必要です。

こうしたリスクを解消するために有効な方法の一つが「分納（分割納品）」です。次ではその仕組みとメリットを詳しく見ていきましょう。

分納（分割納品）でリスクを回避する方法

分納の仕組みと基本的な流れ

分納とは、一度に大ロットを発注しておき、納品を複数回に分けて受け取る方法です。これにより、大量生産によるコストメリットを享受しつつ、納品のタイミングを柔軟に調整できます。

分納のメリット（在庫削減・納期調整・コスト管理）

納品タイミングの設定例

例えば年間4回のイベントに合わせて納品する、半年ごとに分けて届けてもらうなど、企業の利用状況に応じたスケジュール設定が可能です。このように分納を活用することで、イベント日程や在庫状況に応じた柔軟な運用が実現します。

確認しておくべき費用・配送・請求条件

分納を利用する際には、配送回数による追加費用の有無や、納品先の指定が可能かを事前に確認しましょう。また、請求書を分割できるかどうかも重要なチェックポイントです。資金繰りの観点からも必ず確認しておく必要があります。

このように分納は大ロット発注の不安を軽減する有効な手段です。続いて、実際の活用事例を紹介します。

シールラベルとシュリンクラベルの違い

大ロットのオリジナルボトルを製作する際には、主に「シールラベル」と「シュリンクラベル」の2種類のラベルがあります。それぞれに特徴とメリットがあり、用途やデザインの方向性に合わせて選ぶことが重要です。

シールラベル

シールラベルは、イベント用途で人気の高いラベルです。耐水性があり、ゴミを捨てる際にラベルの剥がし跡が残りづらく綺麗に剥がせるため分別も簡単です。さらにフルカラー印刷に対応しており、ラミネート加工を施すことで高級感ある仕上がりになります。小ロットから対応できる柔軟さも魅力で、短納期案件にも向いています。

シュリンクラベル

シュリンクラベルは、耐水性と光沢に優れ、デザインの自由度が高いのが特長です。熱を加えると収縮するフィルム素材を利用し、ボトル全体にぴったりと密着します。清涼飲料などのペットボトル飲料で広く使われており、OPS（オリエンテッド・ポリスチレン）やPET（ポリエチレンテレフタレート）のフィルムを採用することで、ダイオキシンなどの公害物質を排出しない環境にやさしい選択肢としても注目されています。

オリジナルボトルの活用事例紹介

オリジナルボトルは、イベントや店舗、企業利用などさまざまな場面で活用されています。ここでは、アピール水を実際に導入いただいたお客様の声をもとに、シールラベルとシュリンクラベルそれぞれの事例をご紹介します。仕上がりの印象や利用シーンを知ることで、自社の活用イメージも具体的に描いていただけます。

シールラベル活用事例（イベント会社・ヘアサロン・アパレルメーカー）

シュリンクラベル活用事例（クリニック・M社総務部・スポーツクラブ）

こうした実例からもわかるように、分納や柔軟な対応を活用すれば、大ロット発注も安心して行えます。では、実際に発注する際に何を確認すべきか、チェックリストを紹介します。

大ロット発注で失敗しないためのチェックリスト

数量と納期の明確化

発注前に「いつまでに、何本必要か」を必ず明確にしておくことで、製造計画や納品スケジュールがスムーズに進みます。

デザイン確認体制の構築

社内で複数人によるデータチェック体制を作り、誤字やレイアウト崩れを防ぎましょう。最終的なデザインは必ず印刷サンプルで確認することをおすすめします。

保管・配送条件の確認

在庫をどこに置くのか、配送はどの拠点に届けるのかを事前に整理しておくと安心です。特に複数店舗を持つ企業では拠点配送の可否を確認することが大切です。

分納条件と請求方法の最終チェック

納品回数や追加費用の有無、請求書の分割対応などは、契約前に必ず確認しましょう。条件を明確にしておくことで、後のトラブルを防げます。

これらを押さえることで、大ロット発注のリスクを最小限に抑えられます。最後に、記事のまとめと次のアクションについて確認しましょう。

まとめ｜数量・納期・分納条件を明確にして安心発注へ

オリジナルボトルを大ロットで製作することには、コスト削減やブランド統一といったメリットがあります。しかし同時に、納期・在庫・デザインといったリスクも存在します。これらを回避するには、分納の仕組みをうまく活用することが有効です。数量・納期・分納条件を明確にしたうえで発注すれば、失敗を防ぎ安心して利用できます。