ペットボトルにオリジナルラベルを貼ろうと考えている方の中には、こんなお悩みを持つ方も少なくありません。
- 容量ごとの適切なラベルサイズが分からない
- 印刷や貼付の際にラベルがずれてしまわないか不安
- 発注やデザインで注意すべき点を整理したい
本記事では、300ml〜500mlを中心とした容量別の最適なラベル寸法を一覧で紹介します。さらに、印刷やデータ入稿時の注意点、ラベルずれを防ぐ工夫も解説。サイズと制作の基本を理解することで、イベントや販促で活用できる高品質なオリジナルラベルを安心して準備できるようになります。
ハイコムウォーターでは豊富なサイズに対応し、シールラベル・シュリンクラベルの両方をご用意しています。小ロットから大ロットまで柔軟に対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。無料見積り、サンプル請求も承っております。
ペットボトルに使うラベルサイズの基本とは?

なぜ容量別の最適なラベルサイズを把握しておく必要があるのか
ペットボトル用のラベルは「とりあえず貼れればいい」というものではありません。容量や形状に合わないラベルを使うと、印刷したロゴやデザインが一部隠れてしまったり、反対に余白が大きすぎて不格好になったりします。さらにラベルが浮いたりずれたりすると、見た目の品質が損なわれ、受け取るお客様の印象にも影響します。
特にオリジナルラベルを企業の販促やイベント用に制作する場合、仕上がりの完成度はブランドイメージを左右する大きな要素です。そのため、容量ごとに適切なラベルサイズを把握することは、安心して制作するための第一歩といえます。
ラベルサイズとデザインの関係
ラベルサイズは、単に数字の寸法だけでなく「デザインの収まり」にも大きな影響を与えます。小さなサイズに情報を詰め込みすぎると文字が読みにくくなり、逆に大きすぎると余白が間延びして全体のバランスを欠いてしまいます。
例えば、ロゴを中心に大きく見せたい場合は縦のサイズを広めに確保する必要がありますし、成分表示や会社情報など文字情報を入れる場合は横幅を十分にとる必要があります。容量別の推奨サイズを知ることで、ロゴ・テキスト・カラーが調和したオリジナルデザインを作ることができるのです。
シュリンクラベルとシールラベルの違い
ペットボトルに使われるラベルには「シールラベル」と「シュリンクラベル」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
耐水性があり、剥がした跡が残らないため分別が簡単。フルカラー印刷やラミネート加工に対応し、小ロットでも発注できるためイベント用途で人気です。短納期で仕上げやすい点も魅力です。
光沢が特長で、ボトル全体にぴったり密着します。デザインの自由度が高く、透過表現や高級感のある仕上がりが可能です。OPSやPETなど環境配慮型のフィルムを用いており、清涼飲料水の市販品でも広く利用されています。
このようにラベルの種類によって印刷方式や仕上がりが変わるため、サイズを検討する際には「どちらの方式を採用するか」も同時に考える必要があります。
容量別のラベル寸法を確認することで、デザインの配置や印刷方式の選定がスムーズになります。次では、具体的な容量ごとのサイズを一覧で整理していきましょう。
一般的な容量別のペットボトルラベルサイズ一覧
| 容量 | 推奨ラベルサイズ(高さ) | 推奨ラベルサイズ(横幅) |
| 300ml | 40〜50mm | 160〜180mm |
| 350ml | 50〜55mm | 180〜200mm |
| 500ml | 50〜60mm | 200〜220mm |
| 1L | 60〜70mm | 250〜280mm |
| 1.5L | 70〜80mm | 280〜300mm |
| 2L | 80〜90mm | 300〜320mm |
300mlボトルに適したラベルサイズ
300mlの小型ボトルは、展示会やセミナーなどでのノベルティ配布に人気のあるサイズです。推奨されるラベル寸法は「高さ40〜50mm × 横幅160〜180mm」です。
小型のため、ロゴやメッセージは大きめに配置し、情報量を絞るのが成功のポイントです。カラーや写真を使いすぎると情報がごちゃつくため、シンプルにまとめる方が印象に残ります。特にロゴ+ブランドカラーの組み合わせが効果的で、企業の統一感を伝えることができます。
350mlボトルに適したラベルサイズ
350mlのボトルは300mlより少し容量が多く、社内イベントや店舗でのサービス提供用としても利用されます。推奨されるラベル寸法は「高さ50〜55mm × 横幅180〜200mm」です。
このサイズでは正面にロゴやキャッチコピーを配置し、裏面に成分表示や会社情報をまとめると全体のバランスが整います。配布するシーンを考え、イベント用ならキャッチーなカラー、社内用ならシンプルで落ち着いたトーンなど、用途に応じてデザインを使い分けましょう。
500mlボトルに適したラベルサイズ
500mlはもっとも一般的なサイズで、市販のミネラルウォーターやオリジナルウォーターでも広く採用されています。推奨されるラベル寸法は「高さ50〜60mm × 横幅200〜220mm」です。
横幅が広いため、写真やイラストを使った大きなデザインを取り入れられるのが特長です。展示会や販促イベントで配布する場合は、企業ロゴを大きく配置すると同時に、右端や裏面にQRコードや問い合わせ先を入れることで販促効果が高まります。また、フルカラー印刷によりブランドカラーを鮮明に再現できるため、企業の世界観を表現するのに適しています。
その他の容量(1L以上など)に使えるラベル寸法
1Lや2Lの大型ボトルの場合は、推奨されるラベル寸法は「高さ60〜70mm × 横幅250〜280mm以上」です。業務用や特別なイベント配布用として利用されるケースが多く、スペースが広いため複数の情報を盛り込むことができます。例えば、ブランドストーリーや商品の詳細説明を載せることで、プロモーション効果を高められます。
ただし、ラベルが長くなる分、ずれや歪みが起こりやすいため、貼付や印刷の際には特に注意が必要です。
容量ごとの寸法を理解したところで、次に大切なのは「どうすればラベルがずれずにきれいに仕上がるか」という点です。次章では、ずれ防止の工夫について詳しく解説します。
ハイコムウォーターでは豊富なサイズに対応し、シールラベル・シュリンクラベルの両方式をご用意しています。小ロットから大ロットまで柔軟に対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせいただき、無料見積もり・サンプル請求で最適なラベル制作を始めてみてください。
ラベルがずれない印刷・貼付の工夫
テンプレートを活用したデータ作成
オリジナルラベルを制作する際は、印刷会社が用意している専用テンプレートを利用するのが基本です。aiやpdf形式で提供されることが多く、これを使うことで印刷範囲や仕上がり線が明確になり、デザインのずれを防げます。テンプレートを使用せずに独自で作成すると、いざ印刷したときにロゴや文字が切れてしまうリスクが高まります。特に300mlや350mlなど小さいボトルは印刷範囲が限られるため、ガイドに沿ってデータを作成することが重要です。
印刷時に注意すべきカラー・版の選択
印刷データを作成する際には、必ずCMYKカラーで設定しましょう。RGBのまま入稿すると、画面で見た色と実際の印刷色が大きく異なってしまうことがあります。また、金や銀などの特色を使用する場合は「版」が追加され、コストや納期に影響するため、事前に確認しておくことが大切です。
デジタル印刷の場合は比較的柔軟に対応可能ですが、大ロットでオフセット印刷を行う際は、色校正を必ず行い、ブランドカラーが正しく再現されるか確認してから本生産に進むのがおすすめです。
貼付作業でのずれ防止ポイント
ラベルをボトルに貼る際、手作業か機械貼付かによってずれ防止の方法は異なります。手作業の場合は、事前にガイドラインを印刷した用紙を作っておき、それに沿って位置決めを行うと精度が高まります。機械で貼る場合は、ロール状のラベルを正しい向きにセットし、テンション(張力)を一定に保つことが重要です。テンションが不均一だとラベルが波打って仕上がりが歪んでしまいます。
シュリンク加工で実現する美しい仕上がり
ラベルのずれを根本的に防ぎたい場合は、シュリンクラベルを採用する方法もあります。シュリンクラベルは、熱を加えることでフィルムが収縮し、ボトルの形状に沿ってぴったり密着します。これにより、貼り位置のずれや浮きが発生せず、全面に美しいデザインを施せます。特に透明感を活かしたデザインや光沢感を演出したい場合に効果的で、販売用商品にも多く採用されています。
こうした工夫を取り入れることで、ラベルがずれずに仕上がりの品質を高められます。続いては、発注前に注意すべきポイントについて整理していきましょう。
オリジナルラベル製作時の注意点

ロゴやデザイン配置のバランス
ラベルデザインでは、ロゴを中心に配置し、文字や写真を左右にバランスよく配置するのが基本です。ロゴが端に寄りすぎると一部が見切れる恐れがあるため、必ず「見える面」を意識しましょう。特に500mlボトルは360度ラベルを回すことができるため、正面だけでなく側面や裏面も活用できます。
色校正や試作品での最終確認
印刷データを入稿したら、必ず試作品を確認することをおすすめします。パソコン画面で見た色と実際の印刷物では色味が変わる場合があるためです。さらに、フォントの太さや写真の解像度もチェックしておくと安心です。色校正を行うことで、大ロット印刷後に「思っていた仕上がりと違う」というトラブルを防げます。
注文ロット数と納期の確認
オリジナルラベル付きペットボトルは、小ロット(90本程度)から注文可能な場合もあれば、最低500本以上からしか対応していない場合もあります。イベントや展示会で必要な本数を明確にし、納期から逆算して余裕を持って注文することが重要です。特に短納期案件では、シールラベルの方が対応しやすい傾向があります。
イベントや販促シーンでの実用性
展示会の来場者プレゼントや企業の周年記念、店舗のオープニングノベルティなど、利用シーンに合わせてデザインやサイズを調整しましょう。例えばイベント用なら鮮やかなカラーで目を引き、社内配布用ならシンプルなロゴ中心のデザインが適しています。どのような場面で使用するかを具体的に想定して制作すると、より効果的にブランドを伝えられます。
これらの注意点を押さえることで、初めてのオリジナルラベル制作でも安心して進められます。

まとめ|容量とサイズを把握して安心のオリジナルラベル制作へ
ペットボトルに貼るラベルは、容量ごとに最適なサイズが異なり、印刷や貼付の方法によっても仕上がりが大きく変わります。300mlや350mlなど小型サイズはシンプルにまとめ、500mlでは広いデザイン面を活かすなど、容量に応じた工夫が必要です。さらに、テンプレートを活用したデータ作成や色校正、シュリンク加工などを取り入れることで、ラベルのずれや歪みを防ぎ、美しい仕上がりを実現できます。
まずは無料テンプレートやサンプル請求を活用し、自社に最適なラベルサイズとデザインを確認した上で、安心してオリジナルラベル制作を進めてみてください。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
ハイコムウォーターでは豊富なサイズに対応し、シールラベル・シュリンクラベルの両方式をご用意しています。小ロットから大ロットまで柔軟に対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせいただき、無料見積もり・サンプル請求で最適なラベル制作を始めてみてください。
